お紅に対し愛を打ち明けるも、やむにやまれぬ事情から江戸を去ったはずの佐太郎が再び江戸へと戻ってきたとの報が清次、そしてお紅の元へと入る。しかし佐太郎はお紅の前には一向に姿を現さず、 […]
許嫁の早苗が前の恋を引きずっているのではないかと不安を覚えた勝三郎から、早苗の気持ちを確かめて欲しいという相談を受けた清次。半助に相談してみると、幸之助もおはなとの恋愛に悩んでいる […]
出雲屋には現在、20両もの借金がありその返済期限が迫っていた。清次は貸し手である網元に頼み込み返済を一か月だけ待ってもらう。網元は損料屋の品物を売ってお金を作ることを勧めてくるが、 […]
お紅はかつて愛を告げられた佐太郎という男と所縁の深い「蘇芳」なる香炉をずっと探していた。中々手掛かりがつかめずにいたのだが、ある日、月夜見とお姫が貸し出された料理屋にて、お紅と同じ […]
ある時、清次は幸之助から、最近仲良くなった海苔問屋の半助という人物について調べて欲しいと相談を受ける。粋で鯔背、若くして海苔問屋を成功させる商売の才覚も持ち合わせる色男の半助が、見 […]
勝三郎のいる佐久間家で働いていた料理人・徳兵衛の独立祝いに祝儀として出雲屋の道具を貸し出して欲しいとの依頼を受ける清次。そこでいつものようにつくもがみを徳兵衛の店へと貸し出すと、店 […]
ある朝、散歩に出かけた清次は幸之助と出会う。両国橋の上で近況を話していた二人だったが、ふとしたはずみで幸之助が川へと落ちてしまい、代々受け継がれてきた印籠「焦香」を失くしてしまう。 […]
最近、江戸の街に義賊「イタチ小僧」が現れて大活躍。なんでも噂によれば麻布の神社で願掛けすると、イタチ小僧がそれを聞きつけて願いを叶えてくれるという。そんな中、岡っ引きである平蔵が出 […]
出雲屋には最近、粋な遊び人として名の通った両国の呉服屋・近江屋の若旦那である幸之助が頻繁に姿を現していた。幸之助には表向きは粋だが、それは女性を油断させる為の演技ではないかという噂 […]
勝三郎の許嫁の早苗の道具を引き取るため、蜂屋家の屋敷を訪れたお紅。しかし早苗は大いに不満がたまっている様子。お紅が話を聞くと、母のおたつが婚礼を機に早苗を一人前の凛とした大人の女性 […]