神楽殿に炎が灯り、儀式が始まった。葵は海坊主の為に料理を作り振る舞うが、キュウリの匂いに釣られたチビが海坊主の御簾の中へと入ってしまう。聞こえてきたチビの悲鳴に、思わず御簾を持ち上 […]
水墨画の世界から戻った葵は、改めて海宝の肴を作ると決意した。そして花火大会当日。遠くに海坊主の姿を確認する一方で、雷獣の最後の嫌がらせによって押しかけて来たお客に折尾屋は大混乱に。 […]
蓬莱の玉の枝は、縫ノ陰夫妻が所有する水墨画の中の結界に保管されていたことが判明。その知らせを受けた葵は、まだ味覚は戻らないものの、白夜の助けを借り、銀次、乱丸、チビとともに水墨画の […]
海宝の肴の試食会で天狗の秘酒を口にし、急に倒れてしまった葵。目を覚ました時、喉に違和感を覚える葵だったが、なんと声を出せなくなったうえ、味覚までをも失っていた。酒のせいではなく、特 […]
儀式の料理を思案している葵の前に、突如として現れたのは、妖都の貴族・雷獣。折尾屋の最上級の客室でもてなされていた雷獣は、儀式のために活躍する葵に興味を持ち、怪しげにまとわりついてき […]
人魚の鱗を手に入れて、儀式に必要な残りの品は蓬莱の玉の枝のみ。そんな折、天神屋の元若女将であるお涼が客として折尾屋にやってきた。束の間の再会を喜ぶ葵だが、ライバル宿の従業員の登場に […]
人魚の鱗を探すことになった葵は、大旦那と共に竜宮城跡へ向かう。かつて人魚たちが生活を営み栄えていたその地も、今は強い呪いが澱み、あやかしでは短い時間いるだけでも邪気に蝕まれてしまう […]
天狗の親子を仲直りさせ、儀式に必要な品の一つ『天狗の秘酒』を手に入れ喜ぶ葵。その一方で、都からやってきた貴族の雷獣が葵に興味を持ち、怪しく微笑む。何も知らない葵は、ノブナガに呼ばれ […]
爆発音を聞きつけて、折尾屋・本館へ戻った葵が目にしたのは、怒りを露わにする松葉とボロボロな葉鳥の姿。儀式に必要な品の一つ、『天狗の秘酒』を譲って貰おうと、葉鳥が直接交渉したことで松 […]
板前の鶴童子達に頼まれ、我儘なお嬢様である淀子のおもてなしをすることになった葵。面白い料理を所望する彼女に葵が振る舞うのは、もんじゃ焼きであった。始めは怪訝そうな淀子であったが、目 […]