博多から援軍が来るまでの七日間を耐え切れば、生き延びることができる。生き延びれば、勝ち。しかし、金田城を取り囲む蒙古軍の大攻勢により、刀伊祓たちも、宗家の家臣たちも、島民たちも、そ […]
必ず博多からの援軍が来る。それだけを支えに戦ってきた輝日たち。しかし、北の沖に現れた船団は蒙古軍のものだった。報せを聞いた輝日は、援軍がまだ来ないこと、加えて南北から蒙古軍に挟撃さ […]
一時は金田城主郭まで攻め込まれながらも、刀伊祓たちは火攻めを用いて蒙古軍を押し戻すことに成功する。対馬勢の粘り強い反抗に気勢を削がれ、損耗を憂えた蒙古軍の大将・ウリヤンエデイは、つ […]
金田城で、迅三郎と島民たちは、白石が獲ってきたイノシシの肉を頬張り、歌を唄い、たき火を囲みながら久しぶりに穏やかな時間を過ごす。しかし、その翌朝、長嶺の元に、蒙古軍接近の報せが届く […]
安徳帝の書状が功を奏し、刀伊祓が守る金田城に匿われることとなった迅三郎たち。同行してきた島民らが一時的にでもくつろいでいる様子に、輝日は安堵する。だが、迅三郎は、金田城には蒙古軍を […]
山道の曲がり角での戦いの後、鬼剛丸の機転により、東西から迫る蒙古軍を逃れた迅三郎たちは、さらに北へと向かう。その最中、迅三郎は、謎の老人に導かれ霊峰・白嶽に登る。果たして、その山頂 […]
生き残った民たちが北へ逃げる時間を少しでも稼ぐため、山道の曲がり角を利用して、蒙古軍を迎え撃つ迅三郎たち。一方、輝日と火垂の二人は、弓を手に密かに敵本陣の背後へ回り込んでいた。狙う […]
夜襲を成功させ、佐須から国府へとたどり着いた迅三郎や輝日たちを待ち受けていたのは、燃え盛る炎に包まれた無残な街の姿だった。蒙古軍は、佐須と国府の両方に襲撃をかけていたのだ。宗助国を […]
輝日と合流した迅三郎たちは、蒙古軍からの追撃をかわすための夜襲をかけようとするが、蒙古軍の内通者により、逆に輝日が斬られてしまう。それでも、迅三郎は、郎党たちと共に佐須浜の敵陣へと […]
上陸した蒙古軍に対するため、国府から佐須へと向かった助国たちは、圧倒的な戦力差を前に、奮戦空しく討死にしてしまう。しかし、迅三郎は、今こそ攻めに転ずる好機だと、逃げ腰になった郎党た […]