「北方三領邦会議之顛末」 先帝の命令で、ラガー流通の許可がおりた。その報告に喜ぶしのぶたち。久々にナポリタンを注文することができたゲーアノートは、先日行われたという北方三領邦との会 […]
「トリアエズナマの秘密(後編)」 信之としのぶの運命の日がやってきた。トリアエズナマの嫌疑について、調査担当のゲーアノートは、持ち前の能力を遺憾なく発揮して調べ上げた。店に集まった […]
「女傭兵」 東王国(オイリア)の女傭兵・リオンティーヌは、北方の貴族の元へ向かう途中、ある人物を探していた。戦場で相まみえたあの男は、いまどうしているのだろうか。リオンティーヌは戦 […]
「初夏の天ぷら盛り合わせ」 〈花園の熊〉亭が店を閉めることになった。常連客たちは店主のビョェルンを囲み、盛大に人生の門出を祝う。美味い料理と酒を、ビョェルンは自分の店に長年通ってく […]
「仁義なき蒲焼き」 水運ギルド「金柳の小舟」のラインホルトの部下が、「水竜の鱗」のゴドハルトの縄張りに手を出してしまった。賠償は運河の漁業権くらいしか出せないが、その川で捕れるうな […]
「メンチカツ」 宿屋〈飛ぶ車輪〉亭を営むロルフとコローナがやってきた。コローナは、孫の嫁にしたいと迫るが、突然の申し出に困惑するしのぶ。一方で、信之はロルフから「どっちの店の出す肉 […]
「親方喧嘩」 鍛冶職人マイスター(名人)・ホルガ―と、ガラス職人マイスターのローレンツは、互いをよく知る幼なじみ。自分の頼んだ料理のほうがトリアエズナマに合うだの、こっちのほうが美 […]
「中隊長の弱点」 鬼と呼ばれ恐れられるベルトホルトの唯一苦手な食べ物は、イカである。イカ漁師の娘と見合いをすることになったベルトホルトは、信之に様々な料理を出してもらい、何とか苦手 […]
「盗人」 居酒屋「のぶ」に盗人が入ったという知らせを受けて、聖職者である助祭・エトヴィンがニコラウスを伴ってやってきた。しかし店は通常通りに営業している。ニコラウスがしのぶを問い詰 […]
「しのぶちゃんの特製ナポリタン」 ゲーアノートはあの手この手で税金を搾り取る、泣く子も黙る徴税請負人である。居酒屋「のぶ」に目をつけたゲーアノートは、支度中の店で店主・信之の帰りを […]